症状詳細|上肢

バネ指・腱鞘炎・弾揆指

手仕事や家事で、手指を良く用いる場合、指に「カクッ」とか「コクッ」というバネ現象が起こり痛みを感じます。
この痛みは男性にも起こりますが特に四十才以上の女性に、多く起こります。
原因としては、手指をよく動かせることによって、手指を屈曲させる腱(けん)と腱をとりまく腱鞘(けんしょう)に炎症が起こるため腱鞘が厚くなり狭くなります。
同時に腱が太くなってしまう為、太くなった腱が狭くなった腱鞘を出入りするたびに「コクッ」というバネ指現象が起こります。

バネ指・腱鞘炎の起こる指は、母指(親指)が最も多く、次に中指、薬指、示指(人さし指)、小指の順です。
親指がよく痛くなるのは、日常よく使う指だからです。
手のひら側の手指の根もとを押さえてみると、硬いふくらみがふれ、痛みを伴います。
指を動かせると「コクッ」というひっかかりがふれます。

バネ指・腱鞘炎・弾揆指の仕組み

腱鞘炎・バネ指は、指を動かせると痛いために、わずらわしく日常生活や仕事にさしつかえます。
治療としては、指を動かさないのがよいのですが、そうもいきませんので湿布とか軟膏を用います。

またリハビリで電気治療を行うのも痛みを和らげる良い方法です。
以上の治療でたいていはよくなりますが、よくならない場合は、手術によって厚くなった腱鞘を切開する場合もあります。
いずれにしろ、バネ指・腱鞘炎は必ずよくなりますので心配いりません。

野球肘

野球肘の仕組み

野球、ソフトボール、バレーボールなどのスポーツでは肘、肩、などが最もよく障害を受けやすい部位で投球動作を操り返すを行うことで肘、肩関節は非生理的な運動を強いられます。
以上のことより、無理をして非生理的な運動を操り返すと野球肘、野球肩(別紙参照)等様々な障害を生じます。
ここでは特に野球肘について説明します。
野球肘とは、過度の投球動作を繰り返しを行うことによって発症します。
投球動作(図)は始動期、加速期、減速期の3つに分類され、肘にかかるストレスは加速期で最も加わりますが、成長期の子供は、未発達な骨格、筋肉のため肘にかかるストレスを軟骨以外の場所に逃せないと考えられます。
また、軟骨にストレスが加わると軟骨は、損傷や遊離体を形成し投球動作時に肘が痛くなったり、ひどくなると安静時でも肘に痛みが残ったりします。
治療としては、痛みの箇所、軟骨の遊離体の有無によって違ってきますが、骨に異常がなく肘の内側に痛みが出ている場合は、2週間の固定が必要で肘の痛みが、関節の動きに制限がなければ運動が再開できます。
しかし外側の場合は2~3ヶ月の長期間固定が必要となり、固定除去後も3~6ヶ月の投球動作禁止となります。
遊離体のある場合は、成長障害を残す可能性があるので手術治療となります。
予防としては、十分なストレッチや、筋力強化、技術向上、投球制限などを行ってください。
また競技復帰の際は、スタッフにご相談ください。

テニス肘、ゴルフ肘

肘関節の外側(テニス肘)と内側(ゴルフ肘)部分に使い過ぎによる炎症が起こった状態で、中年以降の40~50代の方に多い。またスポーツ以外にも手を頻繁に使う仕事や家庭の主婦にも多くみられる。1ヶ月程度の安静と疼痛動作を避けるようにすることが重要である。